「俺たちに無条件降伏しろというのか!」と怒りを言葉にする農家もいれば、ほとんど内容を読まずに印鑑を押す人もいます。
現在の酪農行政、経済を支配している行政主導の指定団体委託販売制度の根幹に関わる農家との契約書で問題がおきています。
群馬県の農協組合員に突然配布された1枚の契約書(組合契約書)です。
特に問題なのは第1条であり、価格交渉権や移籍の自由を剥奪するものです。
「提示された乳価で黙って全量差し出しなさい」ということです。
どのような販売条件も無条件で…ということです。
契約書は本来、契約当事者間の取引継続が滞り無くいくように、権利権限をあらかじめ文書で規定しておくものであろうと思います。
その間、様々な出来事が起きても、団体対個人、経済的強者対弱者の場合に弱い者の権利が守られるものでなくてはいけないのです。
ようやく、今まで閉ざされていた個人交渉の場が開かれようとしています。
当事者の方には署名捺印の前に良く考え、交渉して欲しいと思います。
こちらでMMJの基本契約書を掲示しています。
参考にしていただきたいと思います。
個人が価格交渉する場がようやく掴めたのですから。